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ArchでVivadoをインストールするときに気をつけること

Arch LinuxにXilinxのVivadoというFPGAの開発ツールをインストールする際にいくつか詰まってしまうポイントがあったのでまとめておきました。

generating installed device listで止まる

インストールする際にgenerating installed device listというメッセージが出て止まってしまうことがあります。

この原因としてlibncurses.so.5が入っていないことがあります。Archではncursesは6なんですよね。なので古いバージョンをインストールする必要があります。他にもlibcryptの古いバージョンが必要です。

AURで次のパッケージが用意されているのでこちらをインストールしましょう。AURが使えるようにしておきましょう。(私はyayを使っています)

sh
$ sudo pacman -S ncurses5-compat-libs libxcrypt-compat
$ sudo pacman -S ncurses5-compat-libs libxcrypt-compat

これでうまくインストールができるはずです。

インストーラがOSを32bitだと認識してしまってインストールできない。

これはVivadoの2015.4をインストールしようとしたときに発生しました。原因としてはunameコマンドの出力が間違っていたことが原因とわかりました。

インストーラーの32bitを判定している部分のスクリプトを見ると、

sh
...
if [ "$(uname -i)" != "x86_64" ]; then
...
...
if [ "$(uname -i)" != "x86_64" ]; then
...

と判定している行があります。こちらのunameの出力を確認してみると

sh
$ uname -i
unknown
$ uname -i
unknown

となっており、確かにx86_64にはなっていません。ここで-i-mに変えて出力を確認してみると

sh
$ uname -m
x86_64
$ uname -m
x86_64

正しく出力できていることがわかります。そこで、スクリプトの一部を修正し、uname -iuanme -mに変更します。(私の見た限り一箇所です)

めんどくさい人は次のコマンドでも同じことができます。

sh
$ cd **インストーラーがある場所**
$ sed 's/uname -i/uname -m/g' -i xsetup
$ cd **インストーラーがある場所**
$ sed 's/uname -i/uname -m/g' -i xsetup

最悪uanmeのチェックを完全に回避するようにif true; thenに置き換えてしまうのも手ですねw

これでインストーラーが実行できるはずです。

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Pineapplehunter
農工大生のLinux好きの人です。