MaaS Japan って何?
MaaS Japan とは、小田急グループのひとつである、株式会社MaaS Tech Japan が発表したプラットフォームです。
端的に説明するならば、電車やタクシー、バスなどの公共交通機関を利用するユーザのデータを格納しているデータベースになります。
何のために?
ここで、なぜ小田急がこんなことをやっているのか? という疑問が出てきます。
実は、小田急電鉄はEMotというアプリケーションを、つい昨日(2019/10/30)にリリースしており、Maas Japanと連携したアプリケーションとなるようです。
上の画像の小田急が開発するMaaSアプリ
の部分にEMotが当てはまるわけですね。
さらに小田急は、日本の人口減少と、0~19歳/20~69歳の自動車を持っていない人/70歳以上の人口推移に着目して、もっと外出して小田急を利用してもらおう! という狙いがあるようです。
こちらから詳細な情報がダウンロードできます。
小田急だけ使えても不便じゃない?
実は、小田急グループは非常に大きなグループです。
こちらをご覧いただければわかりますが、小田急電鉄だけでなく、複数のバスやタクシー会社も小田急グループに属しています。
つまり、小田急電鉄だけでなく、電車を利用した後の交通機関でもMaaS Japanで連携を取ることができるでしょう。
さらに上の画像の通り、遠州鉄道やJR九州、JAL、Japan Taxi、WHILLなど、さまざまな企業がMaaS Japanと連携する予定です。
これにより、EMotやMaaS Japanが広がっていけば、日本全国でMaaSが利用できるようになるでしょう。
むしろ便利
今までは電車のチケットやタクシーの予約は、すべてそれぞれのアプリケーションや電話、券売機でやってきました。
ですが、EMotを始めとするMaaSアプリケーションを使うことで、スマホ1つで完結します。
さらに、EMotでは 飲食サブスク というサービスも開始しています。
これは、毎月定額でおにぎりやそばなどが食べられるといったものです。
詳しくはこちら からご覧になれます。
他にMaaSサービスを実施している会社ってあるの?
小田急だけでなく、JR東日本と東急電鉄が連携して、伊豆で行っている「観光型 MaaS」や、WILLERも北海道に定額型MaaSを導入することを発表しています。
ですから、これらの会社もMaaS Japanを利用して連携が実現すれば、EMot1つですべてが完結し利便性が向上すると考えられます。
まとめ
- 小田急が斬新なプラットフォーム、MaaS Japanをリリース。
- これから日本で興ってくるMaaSサービスは、これを介してデータのやり取りをすることで手間が省ける。
- これから広がる可能性がある
最後に
小田急すごいですね。